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乳歯の根管治療と永久歯の根管治療の違いについて

こんにちは!


安城市、刈谷市、知立市からすぐの歯医者さん

(最寄り駅は東刈谷駅、三河安城駅です)


みその歯科矯正歯科、院長 濵子 です。

 

本日は、


乳歯の根管治療と永久歯の根管治療の違いについて


です。


違いは、

最終的に入れる材料が異なることです。


むし歯が深くなってしまい、神経がある空間(歯髄)に到達してしまうと痛みが出てきます。


神経まで到達してしまったむし歯の治療法は、むし歯を取り除き、歯髄を取り除いていく作業になります。


これを抜髄と言います。

(根管治療をしている歯の再治療は、感染根管治療と言います。)


また、根管内に最終的な材料を入れる作業のことを根管充填(根充)と言い、最終的な材料のことを、根充材と言います。



乳歯で使用する根充材→ビタペックス


永久歯で使用する根充材→ガッタパーチャ



というものを使用しています。


材質も全く異なるものになります。


乳歯と永久歯の根管治療においての違いは、最終的にいれる根充材が違います。

(後続永久歯がない無歯症の場合、乳歯を永久歯のように使用するため、その場合の根充材は永久歯同様ガッタパーチャを使用します。)


ビタペックスとガッタパーチャの一番の違いは、

その材料自体が体に吸収されるか、吸収されないかの差になります。


ビタペックスは体に吸収されます。


ガッタパーチャは体に吸収されません。


なぜ乳歯の根管充填には吸収性のビタペックスを用いるのでしょうか?


理由は、乳歯は抜けて永久歯と置き換わるからです。


歯が交換するメカニズムは、骨の中で永久歯が徐々に作られてきます。


ある程度形ができてくると、乳歯の歯根(根っこ)を溶かして出ようとします。


歯根が吸収されると歯がぐらついてくる流れになります。


歯根が吸収される過程で、ガッタパーチャなどの非吸収性の根充材を使用してしまうと、一緒に吸収されずに萠出に影響が出てしまいます。


そのために、吸収性のビタペックスを使用することになります。


まずは、むし歯を作らないことが大切ですが、もし神経まで到達するようなむし歯になってしまった場合は、適切な処置が必要となります。


わからないことがあればいつでもご相談ください!




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